現在登録数 : 720 件
星2つ半が平均
2015年オープン、等々力駅から線路伝いの道を尾山台方面へ4分程度。毎月発表されるパルフェビジューの美しさと完成度が人気を博しているPatisserie ASAKO IWAYANAGI。オーナーはパティシエールの岩柳麻子氏。クリエイター集団apartmentの一員として立ち上げから参加し現在系列店を含めると6店舗まで拡大したパティスリィ ドゥボンクーフゥから独立し、自らの名を冠するPatisserie ASAKO IWAYANAGIをケーキ激戦区エリア等々力にオープン。同エリアには重鎮オーボンヴュータン、等々力の東急大井町線沿線の隣駅にはパーラーローレル、その隣には三大パティスリーが引っ張る自由が丘と人気店が軒を連ねます。スペシャリテはクレア。クリームチーズに中心に季節のフルーツを入れ、求肥で包んだ白いケーキ(イメージフォルムは雪苺娘)。ほぼ独学で得たというパティシエの技術と他にはない感性を合わせた印象的なスイーツが多くその中でも象徴と言えるのがパルフェビジュー。フランス語で示すParfait Bijou(パルフェビジュー)、意味は「宝石のパルフェ」。その名の通り華やかで洗練され気品がある大人の女性向けのパルフェです。毎月ベースフレーバーが変わりそれによってパルフェの見た目も大きく変更。ある月は繊細に、他月は大胆に、可愛く時に艶やかに彩るデザイン性にも重きを置いた作りで、毎月新作を心待ちにする方まで。最近ではスペシャリテの位置付けにもなっています。人気度はかなり高く、以前は予約販売でしたがあまりの人気に台数を増やし現在は予約はできなくなりましたが平日20台、週末40台を販売。ですが、来店されるカフェ利用の方は100%と言っていい程こちらをオーダーするので夕方頃には売り切れることも多々。こちらのパルフェはドリンクペアリングが含まれていて、珈琲、紅茶、ハーブティー、ワインから選択可能。パルフェビジューをいただきたく平日の11時頃訪問。外観に特にサインボードはなく、コンクリートの深い色でガラス張りでなかったらナビを見てもパティスリーだと気付きませんでした。内観は全体がコンクリート打ちっぱなしで天井にはダクトが見えるインダストリアルインテリア。パティスリーには欠かせない暖色系は見られず、パティスリィ ドゥボンクーフゥ同様珍しい色彩を用いています。ライティングは主にダウンライトを使用することにより一部を印象的、全体光量は強くありません。入って正面のガラスショーケースのライティングを強めにすることによりケーキの輪郭が浮かび上がって見えました。全体的に涼やかな印象のお店です。奥はガラス張りの工房、右エリアがカフェエリア。テーブルは手前に5卓程でこの日は使用していませんでしたが奥席もあり、通り沿いに向かってカウンターが6席程。カウンターは空きがありましたが、テーブルの空きは1卓のみ。テイクアウトされるお客様も多く来店が絶えません。カフェ利用の方は全員パルフェビジューをオーダーされていたのでクローズまでには売り切れることが予想されました。訪問時はテイストはパルフェビジューノエル。ドリンクのオススメはデザートワインか白ワインとのことで、デザートワインのピコリットにしました。
◆パルフェビジューノエル10分程度でサーブされましたその名の通りクリスマスをイメージさせる紅く彩られた中にもフェミニンさを感じるパルフェ構成はいちご、マスカルポーネクリーム、いちごジェラート、フリンジに沿ってカットしたいちごで埋めていき、フランボワーズを少し、ホワイトミニビーズが散らされ、マスカルポーネクリーム、薄焼きのアーモンドクッキー、レッドカラント、シャンパンジュレ、レモンジュレ、いちごのコンポート細かい構成はFIXではなく変わるそうふわりといちごの香りが漂ってきますいちごのジェラートは粒感を残し、意外に甘めすっきりフレッシュ系ではなく、イメージ的にはコンフィチュールの様な糖度がありますですが、フェイクなお味でもなく独自性がありました各所に使用されているいちごは新鮮で上質、フランボワーズも甘めですクレームシャンティはマスカルポーネクリーム特に甘さはなく、クレームシャンティに比べると適度な濃厚さで幅を利かせ後まで残る強さはありません薄焼きのアーモンドクッキーは見た目アーモンドチュイル系ホワイトショコラを少しかけ、バターと甘み、サクサクとした食感でアクセントになっていますシャンパンジュレは、キリッと甘みはない本格派レモンジュレは柑橘の豊かな香りと酸っぱさがありこちらもグッと引き締めてきますここで気を付けたいのが最下層のいちごのコンポートこちらが上部のジュレと比べると驚くほど甘いので混ぜていただかないと後味がかなり甘いものになってしまいますジュレが綺麗なお味をしているので一緒にいただくと高相性でした見た目より量があり、ケーキも気になっていましたがお腹いっぱいにクリームたっぷりと言う訳ではありませんので量があってもカロリー的にはそこまでヘビーではなさそうです
◆ピコリット 14 マルコサーラ
貴腐ワインデザートワインですが、若さもありピリッとしていて甘さは強めでも引きが早くすっきりパルフェビジューノエルと一緒にいただくと他では得ることができない優雅なお味となります
ケーキ以外にも焼き菓子やキッシュ、スコーンも販売していてこちらはパルフェの様にお高くはなく気軽にお試できます。ナッツ(おそらくマカダミア、アーモンド、胡桃)とチョコレートスコーンをいただきましたが、今時のスコーンよりバターが控えめで素朴なお味。パルフェ同様ヘビーさありませんでした。パルフェビジューの方向性を見ていると、合わせるドリンクは呑めない方を除いてはアルコールがおすすめ。センスが光るパルフェのヴィジュアルを更に魅力的なものにし、ハイグレードな大人の一時が過ごせます。正直原価を見るとややお高めですが、パティシエールの斬新さと視点、方向性に沿う様にいただけば特別感が得られます。毎月新しいお味が発表され、ラグジュアリーはそのままに毎回違う側面を見られるのはなかなかないお店でした。
TOPに戻る
2015年オープン、等々力駅から線路伝いの道を尾山台方面へ4分程度。毎月発表されるパルフェビジューの美しさと完成度が人気を博しているPatisserie ASAKO IWAYANAGI。
オーナーはパティシエールの岩柳麻子氏。
クリエイター集団apartmentの一員として立ち上げから参加し現在系列店を含めると6店舗まで拡大したパティスリィ ドゥボンクーフゥから独立し、自らの名を冠するPatisserie ASAKO IWAYANAGIをケーキ激戦区エリア等々力にオープン。
同エリアには重鎮オーボンヴュータン、等々力の東急大井町線沿線の隣駅にはパーラーローレル、その隣には三大パティスリーが引っ張る自由が丘と人気店が軒を連ねます。
スペシャリテはクレア。
クリームチーズに中心に季節のフルーツを入れ、求肥で包んだ白いケーキ(イメージフォルムは雪苺娘)。
ほぼ独学で得たというパティシエの技術と他にはない感性を合わせた印象的なスイーツが多くその中でも象徴と言えるのがパルフェビジュー。
フランス語で示すParfait Bijou(パルフェビジュー)、意味は「宝石のパルフェ」。
その名の通り華やかで洗練され気品がある大人の女性向けのパルフェです。
毎月ベースフレーバーが変わりそれによってパルフェの見た目も大きく変更。
ある月は繊細に、他月は大胆に、可愛く時に艶やかに彩るデザイン性にも重きを置いた作りで、毎月新作を心待ちにする方まで。
最近ではスペシャリテの位置付けにもなっています。
人気度はかなり高く、以前は予約販売でしたがあまりの人気に台数を増やし現在は予約はできなくなりましたが平日20台、週末40台を販売。
ですが、来店されるカフェ利用の方は100%と言っていい程こちらをオーダーするので夕方頃には売り切れることも多々。
こちらのパルフェはドリンクペアリングが含まれていて、珈琲、紅茶、ハーブティー、ワインから選択可能。
パルフェビジューをいただきたく平日の11時頃訪問。
外観に特にサインボードはなく、コンクリートの深い色でガラス張りでなかったらナビを見てもパティスリーだと気付きませんでした。
内観は全体がコンクリート打ちっぱなしで天井にはダクトが見えるインダストリアルインテリア。
パティスリーには欠かせない暖色系は見られず、パティスリィ ドゥボンクーフゥ同様珍しい色彩を用いています。
ライティングは主にダウンライトを使用することにより一部を印象的、全体光量は強くありません。
入って正面のガラスショーケースのライティングを強めにすることによりケーキの輪郭が浮かび上がって見えました。
全体的に涼やかな印象のお店です。
奥はガラス張りの工房、右エリアがカフェエリア。
テーブルは手前に5卓程でこの日は使用していませんでしたが奥席もあり、通り沿いに向かってカウンターが6席程。
カウンターは空きがありましたが、テーブルの空きは1卓のみ。
テイクアウトされるお客様も多く来店が絶えません。
カフェ利用の方は全員パルフェビジューをオーダーされていたのでクローズまでには売り切れることが予想されました。
訪問時はテイストはパルフェビジューノエル。
ドリンクのオススメはデザートワインか白ワインとのことで、デザートワインのピコリットにしました。
◆パルフェビジューノエル
10分程度でサーブされました
その名の通りクリスマスをイメージさせる紅く彩られた中にもフェミニンさを感じるパルフェ
構成はいちご、マスカルポーネクリーム、いちごジェラート、フリンジに沿ってカットしたいちごで埋めていき、フランボワーズを少し、ホワイトミニビーズが散らされ、
マスカルポーネクリーム、薄焼きのアーモンドクッキー、レッドカラント、シャンパンジュレ、レモンジュレ、いちごのコンポート
細かい構成はFIXではなく変わるそう
ふわりといちごの香りが漂ってきます
いちごのジェラートは粒感を残し、意外に甘め
すっきりフレッシュ系ではなく、イメージ的にはコンフィチュールの様な糖度があります
ですが、フェイクなお味でもなく独自性がありました
各所に使用されているいちごは新鮮で上質、フランボワーズも甘めです
クレームシャンティはマスカルポーネクリーム
特に甘さはなく、クレームシャンティに比べると適度な濃厚さで幅を利かせ後まで残る強さはありません
薄焼きのアーモンドクッキーは見た目アーモンドチュイル系
ホワイトショコラを少しかけ、バターと甘み、サクサクとした食感でアクセントになっています
シャンパンジュレは、キリッと甘みはない本格派
レモンジュレは柑橘の豊かな香りと酸っぱさがありこちらもグッと引き締めてきます
ここで気を付けたいのが最下層のいちごのコンポート
こちらが上部のジュレと比べると驚くほど甘いので混ぜていただかないと後味がかなり甘いものになってしまいます
ジュレが綺麗なお味をしているので一緒にいただくと高相性でした
見た目より量があり、ケーキも気になっていましたがお腹いっぱいに
クリームたっぷりと言う訳ではありませんので量があってもカロリー的にはそこまでヘビーではなさそうです
◆ピコリット 14 マルコサーラ
貴腐ワイン
デザートワインですが、若さもありピリッとしていて甘さは強めでも引きが早くすっきり
パルフェビジューノエルと一緒にいただくと他では得ることができない優雅なお味となります
ケーキ以外にも焼き菓子やキッシュ、スコーンも販売していてこちらはパルフェの様にお高くはなく気軽にお試できます。
ナッツ(おそらくマカダミア、アーモンド、胡桃)とチョコレートスコーンをいただきましたが、今時のスコーンよりバターが控えめで素朴なお味。
パルフェ同様ヘビーさありませんでした。
パルフェビジューの方向性を見ていると、合わせるドリンクは呑めない方を除いてはアルコールがおすすめ。
センスが光るパルフェのヴィジュアルを更に魅力的なものにし、ハイグレードな大人の一時が過ごせます。
正直原価を見るとややお高めですが、パティシエールの斬新さと視点、方向性に沿う様にいただけば特別感が得られます。
毎月新しいお味が発表され、ラグジュアリーはそのままに毎回違う側面を見られるのはなかなかないお店でした。