深いカカオ、「らしさ」を感じさせるグアヤキル

1988年パリの店舗から始まり、言わずと知れた最高峰のショコラトリージャンポール・エヴァン。
ラ・メゾン・デュ・ショコラと同様に余計なものが入っていない、｢本物｣のカカオを余すことなく楽しめます。
お値段はラ・メゾン・デュ・ショコラ同様高め。

今回はカフェ併設の新宿伊勢丹店を利用させて頂きました。
基本お客様は途切れなくいらっしゃり、列ができている時も多いです。

グアヤキル

ショコラトリーとしてジャンポールエヴァンらしさがある一番の人気ガトー。
多少固めのガトーでビスキュイとショコラムースが何層にもなっています。
香り高いカカオとアーモンド、カカオ本来の強さがガツンときて多少スパイシーさを感じるカカオ、大変濃厚で、深いです。
これが本物のショコラと認識させ、濃厚さの中にビターさが交わり、ブラックコーヒーにぴったりなお味。
比較としてよく出るのがラ・メゾン・デュ・ショコラですが、後味はジャンポールエヴァンの方がさっぱりしてると思います。

エクレールプラリネ

金、土、日のみ販売される限定エクレア。

フィリングにはプラリネが強く、まったりとしたショコラクリームがたっぷり。
ショコラのレベルは申し分なく、クリームは多少固めになっています。
上部にあるナッツはビターでザクっとした歯ごたえ、プラリネにより、ブラック系より甘さが強く感じます。
700円程で少々お高め。

 

【マカロン】

フランボワーズイン

マカロン生地は薄め、フィリングは真ん中にガナッシュ、上下にフランボワーズ。
フランボワーズは果肉入りで甘酸っぱく存在感は強く、ガナッシュも濃厚ですが、最終的に後味に残るのはフランボワーズ。
胡椒が入っているとのことですがあまり分かりませんでした。
ラメゾンデュショコラよりマカロンらしさを感じました。

 

 

【ショコラ】

カライブ

カリブ産の上質なカカオを使っビターガナッシュ。
ジャンポールエヴァンらしさが出ている商品かつ人気商品。
濃厚ではありながらそこまで引きずらないショコラ。
力強いですがどこか優しい、後味円やかで尖ってない意外性がありました。

マロンコンフィ

マロングラッセとよく間違われるマロンコンフィ。
見た目はほぼ同じです。
工程はシロップに漬け込むまでは同じで、マロングラッセがグラズール（グラッセ）しているものコンフィはされていないものです。
自然の甘味とお酒の香りが染み込んでる大変贅沢な一粒。
何日もかけて作られるお品ですから、一個単位500円程します。