東京 芝 とうふ屋うかい
星2つ半が平均
おもてなし、世界観は素晴らしく、外人さんは確実に喜びます
接客が素晴らしいと言われているうかいグループ。
その中でも、最も予約が取りにくいと言われているのがとうふ屋うかい。
休日を希望する場合は2ヶ月前位に予約が必要ですが、平日ですとかなり取りやすいです。
接待に使われることが多く、利用させて頂いた日も外人の方がいらっしゃってました。
1800坪超のボーリング場跡地に、山形の老舗の造り酒屋、新潟の豪農の屋敷を移築し完全に世界を作り上げており、おもてなし、世界観、全く隙はありません。
エントランスまでも距離があります。
敷地内からの東京タワー
場所は東京タワーのお膝元。
東京タワーに行かれた方は一度は目にしていると思います。
広大な敷地内は緑で覆われ別世界、各所にお休み処があり、敷地内にお土産処、待合の為のバー。
この敷地内で全てが完結できるようになっています。
うかい鳥山、表参道うかいといつも世界観への投資は素晴らしいです。
敷地内はちょっとした撮影スポットです。
各所のお休み処
給仕は女性担当、和服。
担当の女性から、お部屋につくまで建物のしつらえについての説明があります。
エントランスから入った所の広間
七夕をイメージしたデザイン
造り酒屋の仕込み樽
基本一人でも個室利用となります。
部屋からの眺め
コースは「月」、夏限定の松前豆腐に変更。
マンゴーアップルジュース
ドリンクは季節物のマンゴーアップルジュースにしました。
トロッとしておりマンゴーが強めでそれなりの冷たさです。
【先付け】
粽寿司
中はサーモンで、笹の葉の香りがうつっており爽やか。
丸十
さつまいもの外側にお砂糖がついており上品な甘さ。
湯葉とろ
うによりも湯葉の濃厚な様に感じました。
みょうが
苦手な方でも大変食べやすくなっています。
蛸もずく
甘めのツンとこないお酢で刺激的なお味でありません。
緩やかなお味でスタートです。
揚げ田楽
お味はお味噌が甘めで、ネギをたくさんつけていただきます。
いいバランスとなり美味しいです。
酢の物は甘め。
こちらは窓から見えるお庭中央の離れで作られ、お店の方がそこから運んで下さいます。
因みに悪天候の場合にも変わらず行われるらしく、お一人が和傘をさし、お一人が運びます。
お客様の見える範囲では優雅に見せていますが、実際は冷めないように見えないところでは小走りらしくけっこうな重労働。
ここで作られています。
えんどう豆すり流し
器を開けた瞬間、湯気が立ち込めいい香りがします。
えんどう豆の素直で優しいお味、赤く見えるのは梅干。
お造り
那智勝浦のマグロと千葉の金目鯛。
マグロは甘く、金目鯛は脂が乗っていて歯応えがあり良かったです。
丸なす海老含め煮
和風出汁のいい香り、出汁自体も桜海老。
こちらは冷たいお料理で、茄子と油の相性が光ります。
さっぱりめのお味。
松前豆腐(夏季限定)
昆布出汁で、ジュンサイが浮いています。
昆布そのままのストレートな出汁、お豆腐は崩れないように固め、涼しげで夏を感じる一品。
オプション料金はかかりますがおすすめです。
あなご花山椒焼
穴子は骨っぽさはなく、香ばしく頂けます。
天ぷらはごぼうで、本来の固さを残しつつピリッと山椒が香ります。
あさりご飯 赤だし 香の物
蒸篭を開けるとお酒の香りがふわっとします。
赤だしは濃い目でしっかりと、ご飯はさっぱりめで食べやすいです。
びわ 蓬豆腐
蓬豆腐は粘り気があり、白小豆の上に少量のお塩がかかっています。
このお塩が全体を引き締めお味を上げています。
こちらがお料理の中で一番個性的。
びわ、ゼリーもさっぱりしており食べやすいです。
お客様との間の取り方、接客、世界観は最高、接待向きのお店で、特別な日に利用しても失敗することはありません。
お料理は特出したものはなく、無難。
全体的にはソフトで甘め癖はなく、外人の方もよく利用するからかもしれませんが万人向けです。
お豆腐のみでここまでの世界観を出しているところもありませんし、お料理に問題はありませんのでお土産を買って行っても残念がられることはないかと思います。
もし外国の方を接待したら100%喜ばれます。
さすが安心のうかいブランドと言ったところです。
DETAIL DATA
アクセス、営業時間など
- 【店舗名】
- 東京 芝 とうふ屋うかい
- 【住所】
- 東京都港区芝公園4-4-13
- 【営業時間】
- 11:00~22:00
- 【定休日】
- 年中無休