廚 菓子 くろぎ
星2つ半が平均
さすが「くろぎ」、全てのメニューがスペシャリテ並
本郷3丁目駅から徒歩6分程、東京大学構内という珍しい立地にある廚 菓子 くろぎ。
湯島くろぎと猿田彦コーヒーがタッグを組んで作った本格的和菓子甘味処です。
この時点でハズレはない組み合わせ、主力は葛切りとわらび餅。
建物はデザイン性が高く、和の前衛的な良さを感じさせ、座席は店内とテラスもあります。
開放的で鳥のさえずりが聞こえ、緑に囲まれ、世界観の出し方は素晴らしいです。
テラス席の場合は、毛布が用意されています。
お味は一級品ですが、立地の悪さとお値段からか大体空いています。
【再訪2016/03】
3月限定のかき氷さくらをいただきに再訪。
土曜日の14時過ぎ、ほぼ満席に近い状態。
テラス席は電気毛布があり、暖まりながらかき氷を待ちます。
サーブ直後、室内が空いたとのことでしたので移動。
さくら
運ばれてきたかき氷は相変わらず大きい。
器は以前よりもこちらの方が崩れにくく良くなっていました。
振り掛けられているのはあられとうぐいす粉。
白いソースはマスカルポーネにしては酸味があり、クリームチーズにしては酸味が弱く・・・チーズ系とは分かりますが何とも中間的なお味と濃厚さ。
スタッフの方にお聞きすると、クリームチーズをクレームシャンティ等で割っているものとのことでした。
散りばめられた塩漬けになったさくらが甘さを控えさせ、香りもいいです。
中には漉し餡、こちらもさくらとの相性はばっちり。
黒蜜はさっぱりしていて甘さプラスというよりかは深みを出す感じ。
氷はふわっと系で相変わらずレベルが高い。
くろぎにしては甘いかき氷、もう少しさくらが入っていて甘み控えめでも良かったかも。
全体的にはよく纏まっていてバランスがとれたかき氷でした。
【再訪2015/10】
わらび餅セットを選択。
カフェラテ
猿田彦コーヒー。
ミルクが円やかで濃厚さがありますが、コーヒー自体はすっきりとした飲み口なので後味はさっぱりしています。
やや大きめのいつも通り美味しいコーヒーです。
わらび餅
蕨粉100%で練り上げられたわらび餅。
黒色に近い深い色をもつ姿は、徳屋や和久傳を思い出させます。
箸でいただこうとするとよく伸びますが、和久傳みたいにすくえないほどではありません。
どちらかと言うと徳屋に近いですがあちらの方が伸びが良かったです。
頂くとツゥルンとし弾力があり、噛むとむにゅっとした感触を受けながら溶けるようにして無くなります。
桜の塩漬けが丁度いい塩味でアクセントとなっていました。
黒蜜は別添え、しっかりした甘さと深みのある黒蜜。
抹茶は入り口穏やかながら後からしっかりした苦味があるタイプ。
きな粉は香ばしく深い味わいです。
量は多め、2つのお味が楽しめます。
徳屋、和久傳、くろぎとどれもレベルが高いのでお味は好みの問題になると思います。
【再訪2015/10】
10月限定のかぼちゃかき氷を選択。
相変わらず落ち着く空間で緑と小鳥のさえずりが聞こえます。
あんみつを頂きたかったのですが、夏季限定だったらしくありませんでしたので、代わりにかき氷10月限定のかぼちゃを選択。
1400円といつもながら少し高めですが、他の和菓子同様量はしっかりあります。
かぼちゃかき氷
運ばれてきたかき氷はスタッフが言う通りなかなかのサイズ、かぼちゃの香りがふわっと漂います。
かぼちゃがたっぷりかかっていますが、シロップのレベルではなくお料理に出てくる本格的なかぼちゃ。
ペースト状になったかぼちゃは一定の粗さを残すことにより、少しのざらりとした感覚を残し、作り物ではない本物のお味を楽しめます。
優しく甘いかぼちゃと舌に触る素材感、かき氷でこんなに本物さで勝負してくるのは廚 菓子 くろぎ以外私は知りません。
上に乗っているのはパンプキンシード、かぼちゃ、粒餡。
たっぷりパンプキンシードが振りかけられており、ナッツの様なテイストで美味しいです。
乗せられた粒餡は塩気がしっかりしていてアクセントに、かぼちゃも塩茹でされており柔らかく手を抜いていません。
氷はしゃくふわ系で、キーンと来ず氷自体にもそれなりのかぼちゃが練り込まれているようです。
内容量はシェーホワピンと比べると少ない為重くはありませんが下の方の氷は塊になっているところもありました。
中には小豆が入っており、餡というより粒のみの感じ、歯応えと甘みをもっています。
別添えのシロップは、練乳と黒蜜。
かけると更に味が深まり美味しいです、全てかけても丁度いい甘さにしかならないようになっているのはさすがです、
最後は溶けてしまいましたが溶けてもかぼちゃ感はしっかりしていました。
強いて言うなら意外に崩れやすく特に上に乗っている餡は崩れやすくそこが難点。
他とは一線を画すかき氷、大変美味しく値段に負けていないクオリティが体験できます。
【初訪2015/05】
葛切りのセットを選択。
葛切りセット
葛切りとコーヒーがセットなって、和と洋で楽しめます。
ラテアートが綺麗、猿田彦のコーヒー。
量はたっぷり、癖がなく美味しいです。
葛切り
歯応えはしっかり、喉越しは良く、吉野葛の風味にいうことありません。
存在感のある葛切り。
黄粉の香り高さ、香ばしい黒蜜との組み合わせが素晴らしく量はかなりあります。
ちょっと食後の甘味という量ではないので少しお腹に余裕がある時におすすめです。
廚 菓子 くろぎは何を作らせても看板商品並のクオリティまでもっていくとんでもないお店です。
おもてなしも言うことないですが、強いて欠点を上げるとしたら立地。
ついでに寄るような所ではないのでそのがマイナス点かもしれません。
RECOMMEND SOUVENIR
おススメのおもたせ
前日までに予約をすれば絶品のわらび餅がおもたせとしてもっていくことが可能です
黒みつ味と抹茶味があり、きな粉とうぐいう粉がついてきます。
デザイン性にも優れ「おもたせ」らしさが光ります。
賞味期限は翌日まで、価格は4000円です。
徳屋の様に全国区で有名という訳ではありませんが、東京おもたせにぴったりです。
DETAIL DATA
アクセス、営業時間など
- 【店舗名】
- 廚 菓子 くろぎ
- 【住所】
- 東京都文京区本郷7丁目3−1
- 【営業時間】
- 9:00~19:00
- 【定休日】
- 年中無休