本家と遜色ないたい焼きと高レベルなかき氷

浪花家総本店から2010年に暖簾分けした浅草浪花家。
浪花家総本店は三大たい焼きの筆頭と言われ、およげたいやきくんのモデルにもなりました。
当店舗以外にも暖簾分け店舗が多く存在。

浅草浪花家と言うとたい焼きですが、かき氷もかなり有名です。

5月末日、祝日オープンの10分過ぎに着くと少し並びがありました。

接客はとてもよく、自然体で柔らかな対応、活気よりも落ち着きを感じさせます。

提供はややゆっくり。
しもきた茶苑大山より早いですが、高速のひみつ堂より遅いです。
上品なご年配の女性が対応してくれ、雰囲気がとても良く、無理されない程度にお店に立ち続けて欲しいと思わせる方でした。

きなこ

ミルク黒みつ（あずき＋白玉トッピング）

氷はふわふわ系。
きなこは固まることがなく、まとわりつく粉っぽさも感じられません。
黒みつはかかっていますが、控えめなので別添えで黒みつがついてきます。
きなこ×ミルク×黒みつ、素晴らしい組み合わせ、糖度が調節できていいです。

ふかふかで豆の香りがするあずきはよく合い、白玉は出来立てなので少々温かく、ツルッとした喉越し柔らかく美味しいです。
甘いっ子程の白玉ではありませんでしたが、志むらより白玉は柔らかかったです。

氷自体が豆乳とか、かき氷の種類もそれなりにあります。
トッピングなしだと600円程度、レベルの割にはかなり安く、満足できるかき氷。

杏たい焼き（店内のみ）

店内でしか頂けない為、焼きたてがいただけます。
本家と同じ紙の様に薄い皮は、食べるとパリッと音がして本家より中は熱々で。
適度な焦げ目がまたよく、しっかり本家のお味を出しておりそれ以上と思える質。

粒あんの美味しさをたっぷり引き出していて、ジューシーふかふか。
あんこは、最初は甘みが控えめすぎるかと思いましたが、尻尾まであんこがいっぱいなのでちょうどいいです。
後味に甘味は引きずりません。

中には1つあま酸っぱく仕上げた杏が入っていて、アクセントになり美味しかったです。

今まで頂いたたい焼きで1位、2位を争う美味しさ。
かき氷も美味しいですが、是非たい焼きも頂いて欲しいです。