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出町 ふたば

出町 ふたば

星2つ半が平均

西を代表する名代豆餅(豆大福)は完成され美しさを感じるお味

創業1899年の京都の出町柳の商店街、下鴨神社から近くにある平日でも長蛇の列ができる和菓子店。
名代豆餅(豆大福)として知らない人はいない超有名店で、催事で関東に来た時も即売切れ。
東を代表するのは群林堂、西はふたばが双璧です。

伺った日は連休前の平日オープン時間から間もなく既に行列ができていました。
休日はかなり並ぶ可能性。

群林堂も並びますが、人気度は完全にふたば、これは大福系では間違えなく日本No.1かと思います。
近くなると良い香りとその行列にすぐに「ふたば」であることが分かるでしょう。

豆大福と言われていますがふたばでの正式名称は「豆餅」。
ですが、豆大福と言ってもちゃんと豆餅が出てきますのでご安心を。

お餅は羽二重、滋賀県二重餅米を使用、北海道富良野の赤えんどう豆と十勝産の小豆となります。

お店に行って驚いたのがその種類、シーズン物も多くどれも見た時から間違えない質を感じさせます。
大変迷いましたが賞味期限が当日ですので、名代豆餅、田舎大福、栗餅、パックで日持ちがする羽二重餅を選択。

名代豆餅

ぷりっとした赤えんどう豆は浅田家を思い出します。

餅は厚く弾力があります。
頂いたのは購入して5時間程度経っていたのですぐに頂くともっと柔らかかったと思いますがこちらも弾力があり美味。
私的には群林堂より餅が固くなるスピードは遅いです。

お餅からは隠し味的に塩気を感じ、餡はこし餡、滑らかで優しくあっさりした甘み、歯応えのあるえんどう豆からは塩気を感じバランスがとれており大変美味しいです。

お餅が厚く漉し餡というと瑞穂を思い出しますがお味はそれとも違います。

京都らしく「はんなり」を感じさせる、ふたばにしか表現できないお味がしっかり出来上がっています。
群林堂から感じるような力強さ、武骨さ、未完成さを感じさせながらも極めたお味とは対極、ふたばは上品で洗練されている京らしいお味。

完成されたお味、明確なお味の方向性、確かに素晴らしいです。

三大豆大福の群林堂瑞穂松島屋から岡埜栄泉浅田家甘楽等色々いただきましたが、私的にはふたばが一番です。

田舎大福

草は薫り高く、苦味と独特のボソ感があり素材感がしっかり出ています。
そこに塩気と中は粒餡、甘みと合わさり大変上手く纏まっており美味。
こちらもレベルが高く、看板商品以外もここまでのレベルまで持ってくるのかと感じました。
松島屋の草大福も美味しかったですが、こちらも大変美味しい。
違いは全体から感じる「ソフトさ」ふたばの特徴です。

 

栗餅は家族が食べたのですが、栗自体は余計な加糖はしていなく食べやすく美味しかったそうです。

 

パックの羽二重は日にちが経っていましたが、頂くと良く伸び癖無く滑らかな完成されたふたばのお餅でした。

ふたばの評判は聞いてはいましたが、ここまでレベルが高いとは驚きでした。
京都の名店と言われている所は歴史関係なくそこにしかないものを守っている様なお味がし、メッセージ性に心打たれるものばかりです。
是非訪れたい名店です。

DETAIL DATA

ico

アクセス、営業時間など

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